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​BOOK REVIEW

書評・感想

自称読書家・SHO WATABE。
読了した本の感想などをアウトプットしていきます!

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【書評】あひる/今村夏子 角川文庫

今村夏子さんの作品を読むのは「星の子」以来2作品目。 本書は「あひる」「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の3篇を収録。 星の子にも言えることだが、難しい言葉は一切使われず、会話文も多い。 そのためすんなり読めるが、なぜか読み終わった後に「純文学を読んだ!」という充実感にも似た...

【書評】死ぬまでにお金に困らない力が身につく25の稼ぐ本/千田琢哉 徳間書店

私の人生を変えた作家の一人である千田琢哉さん。 著者の167冊目の本。 この本のテーマは「長期的に稼ぐ」。 教養・洞察力・視点・思考・知恵という5つの項目において5冊ずつ推薦されている。 どのような本が推薦されているかは、この本を購入して確かめてほしい。...

【書評】星の子/今村夏子 朝日文庫

---------------------------------- ○あらすじ 主人公は林ちひろという中学生の女の子。 子どもの時は体が弱く、両親にとても心配されていた。 ある日、父親が同僚から「原因は水のせいである」と言われ、特別な水をもらう。...

【書評】ことり/小川洋子 朝日文庫

小川洋子さんの作品は「博士の愛した数式」を10年以上前に読んで以来、2作目。 よい意味で無駄な起伏なく時間が流れていく雰囲気は変わっていない。 ------------------------------ ○あらすじ 11歳の時、急に人間の言葉を喋らなくなった兄。...

【書評】劇場/又吉直樹 新潮文庫

又吉さんの作品は芥川賞受賞直後に火花を読んで以来、2作目。 火花の時も感じたが、主人公に又吉さんの経験や考え方が多く反映されている気がする。 ------------------------------ ○あらすじ 小さな劇団で脚本を書いている永田という若い男が主人公。...

【書評】人それぞれに”競馬”あり/関口隆哉 宮崎聡史 KADOKAWA

少し前に「泣ける競馬(平松さとし著)」を読んで競馬熱が再燃。 基本的には競馬ゲームの知識しかないため、ゲームには出てこない人たちの話が出てくる本書を購入。 内容は競馬に関わる10人のインタビュー集。 競馬ファンには馴染みの深い人が多いものの、世間的な認知度はあまりない人たち...

【書評】泣ける競馬/平松さとし KADOKAWA

出張先の書店で購入。 20年ほど前に競馬ゲームにハマり、実際に競馬場にも行ったことがある。 ただここ最近はめっきり離れていた。 ただ、そんな私のわずかな知識量で十分楽しめる本であった。 構成としては 1章「騎手の涙」 2章「ホースマンの胸懐」...

【書評】美しい距離/山崎ナオコーラ 文春文庫

黄色を基調とした印象派風の表紙に惹かれて購入。 読み進めるうちに、これは菜の花を表していたのだと気づく。 あらすじ ------------------------------ 主人公は生命保険会社に勤める中年サラリーマン。 15年前に上司の娘と結婚。...

【書評】乳と卵/川上未映子 文春文庫

2008年、第138回芥川賞受賞作。 あらすじ ----------------------------------- この話はとある女性3人のお話。 まずは豊胸手術を受けたいという巻子。 その娘である日突然しゃべらなくなった縁子。 (おそらく中学生くらい。)...

【書評】1兆ドルコーチ/エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル、櫻井祐子(訳) ダイヤモンド社

アップルのスティーブ・ジョブズ、Googleのラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン、エリックなど様々な大物をコーチしたビル・キャンベル。 惜しくも2016年に亡くなってしまった彼のエッセンスを残すために記された書。 チームのリーダーに必要なことが全て書かれている。...

【書評】ファンベース/佐藤尚之 ちくま新書

ファンベースとは、ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていく考え方。 人口急減や超高齢化・少子化により今までの施策は効きづらくなっている。 そのため、ファンに売上の大半を支えてもらいつつ、単発施策を連動させて新規顧客を増やしていく、というような...

【書評】ニーチェはこう考えた/石川輝吉 ちくまプリマー新書

ニーチェの哲学とは、一言でいうと、うじうじした「小さな人間のための哲学」。 どうしたら、うじうじとした人間は元気を出すことができるか?という問いに答えようとしていると著者の石川輝吉さんはいう。 この本はニーチェの著作の解説や永遠回帰・ルサンチマンなどの説明だけでなく、ニーチ...

【書評】独学術/白取春彦 ディスカバー携書

独学の独とは孤独という意味ではなく、特定の師を持たないこと。 そして勉強したいのなら、たった今から独学すればいいだけと著者の白取春彦さんは言う。 この本は書物の読み方、問題の持ち方、考え方、教養の身につけ方など独学の基本的な方法を紹介している。 ポイントは3つ。...

【書評】集中力はいらない/森博嗣 SB新書

この本は「集中とは人間に機械のようになれという意味」という独特の解釈から始まる。 そして、「集中しないことで、機械にはできない人間本来の能力を発揮することもできる」ということを説明してくれている。 著者は小説家で工学博士の森博嗣さん。...

【書評】D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略/佐々木康裕 株式会社ニューズピックス

この本がテーマとしているのはD2C(Direct to Consumer)と呼ばれる新しい業態。 D2Cは2007年頃にその原型が生まれ、2013~2014年以降、急速に成長。 2019年7月現在、D2Cのユニコーン企業が7社も登場している。 D2C企業の定義は下記。...

【書評】グロービズMBAマーケティング/グロービズ経営大学院 ダイヤモンド社

マーケティングの役割は、市場の変化を敏感に捉え、顧客ニーズや顧客満足を中心に「買ってもらえる仕組み」を組織内に構築すること。 この一冊でマーケティング理論を体系的に学ぶことができる。 私が読んだのは改訂4版。 取り上げられている事例も比較的新しいため、わかりやすい。...

【書評】だから、僕はググらない。/浅生鴨 大和出版

検索で手に入る情報よりも、もっと広がりや奥行きのある情報を簡単に手に入れる方法。 それが妄想であると著者の浅生鴨さんは主張している。 浅生鴨さんは過去にNHKで番組制作をしており、さらに広報局Twitterを「NHK_PR1号」として担当していた。...

【書評】NHK「100分 de 名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ/西研 NHK出版

この本は2011年4月と8月に放送された「NHK100分で名著 ニーチェ ツァラトゥストラ」のテキストをもとに作られている。 ページ数が少ないがとてもわかりやすい。 またツァラトゥストラの内容だけでなく、ニーチェの生涯など説明もある。...

【書評】武器としての交渉思考/瀧本哲史 星海社

この本は瀧本哲史さんが京都大学の学生に教えている「交渉の授業」を一冊に凝縮したもの。 今、時代は変化しあらゆる組織がフラット化してきている。 ゆえに、上司が部下に対して理不尽な命令をすることは時代に反することになる。 そこで上司と部下に強固な信頼関係を築くために必要なこと、...

【書評】EQトレーニング/高山直 日本経済新聞出版社

EQは1990年にピーター・サロベイ博士とジョン・メイヤー博士が発表した理論。 情動知能、感情能力と呼ばれ、感情をうまく管理したり、利用する能力と定義されている。 2人は「成功に導く能力は学歴などで現れる能力2割、8割は対人関係能力(EQ)」と結論づけている。...

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