top of page

【書評】死ぬまでにお金に困らない力が身につく25の稼ぐ本/千田琢哉 徳間書店

  • 執筆者の写真: SHO WATABE
    SHO WATABE
  • 2020年5月4日
  • 読了時間: 2分

私の人生を変えた作家の一人である千田琢哉さん。

著者の167冊目の本。


この本のテーマは「長期的に稼ぐ」。

教養・洞察力・視点・思考・知恵という5つの項目において5冊ずつ推薦されている。


どのような本が推薦されているかは、この本を購入して確かめてほしい。


ここでは本書の中に出てくる私が衝撃を受けた文章を紹介したい。


--------------------------

「中くらいの勝利で満足する人は、常に勝者であり続けるだろう。反対に、圧勝することしか考えないものは、しばしば、落とし穴にはまってしまうことになる。(フィレンツェ史/マキアヴェッリ)」

--------------------------


この言葉には「足るを知る」や「完璧は善の敵」という言葉に通ずるところがある。


この言葉の核は目的を間違えないこと。


勝負において目的とは「勝つこと」であり「圧勝」ではない。

圧勝を目指してしまうと短期的にエネルギーを使わざるを得ない。

そのため、余力を削ってしまう。


一方勝つことを目的とした場合、余力を残すことができる場合がある。

そうすると、長期的に物事を考えやすくなり、場合によっては実験などもできる。

このような思考を持っていれば、新しいことにもチャレンジしやすくなり、成長を促せるため勝ち続けることができる。


実際にビジネスに携わっていると、最大利益にこだわりすぎてしまう場合がある。

利益が出ていない場合はもちろん利益にこだわるべきである。

しかし利益が出ている場合は、長期的な視点を持ち、余力を残すことも大切である。


https://www.amazon.co.jp/dp/4198650330/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_Hl.uEb1ABDRYD

 
 
 

最新記事

すべて表示
【書評】あひる/今村夏子 角川文庫

今村夏子さんの作品を読むのは「星の子」以来2作品目。 本書は「あひる」「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の3篇を収録。 星の子にも言えることだが、難しい言葉は一切使われず、会話文も多い。 そのためすんなり読めるが、なぜか読み終わった後に「純文学を読んだ!」という充実感にも似た...

 
 
 

Comments


bottom of page