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【書評】NHK「100分 de 名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ/西研 NHK出版

  • 執筆者の写真: SHO WATABE
    SHO WATABE
  • 2020年3月9日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年3月9日



この本は2011年4月と8月に放送された「NHK100分で名著 ニーチェ ツァラトゥストラ」のテキストをもとに作られている。


ページ数が少ないがとてもわかりやすい。

またツァラトゥストラの内容だけでなく、ニーチェの生涯など説明もある。

興味はあるが、原典を読むのはハードルが高いと感じている人におすすめ。


ちなみに私はこの本を読了したのち、岩波文庫の「ツァラトゥストラはこう言った(上・下)」を購入。

少しずつ読み進めている。


内容は主要なテーマを2つ挙げ、その1つである「超人」を前半のテーマに、もう一つの「永遠回帰」を後半のテーマにして進んでいく。


ここではその「超人」と「永遠回帰」に関して簡単に説明する。


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○超人

常に創造し続ける人。


その反対は末人。

憧れを持たず、安楽を第一にする人。

ツァラトゥストラが最も軽蔑する人。

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○永遠回帰

これまで生きてきた人生を無限に繰り返さなければならない。

たとえ無限に繰り返されようとも、決して後悔せず、自分がいちばん納得できる行為をしなさいという考え方。

永遠回帰を受け入れられる人が「超人」になりうる。

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哲学とは常に前提を疑い、考え続けること。

自分で考え、自分なりの解釈を見つけていきたい。


https://www.amazon.co.jp/dp/4140815221/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_7HkjEbMYBNXTG

 
 
 

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